【海外市場の注目ポイント】ECB理事会など
日本時間午後9時15分に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果や声明が発表され、同午後9時45分にラガルドECB総裁の会見が行われる。市場では、中銀預金金利が3.75%から3.50%に0.25%引き下げられ、今回から政策金利の枠組みが変更されるのに伴い、政策金利は4.25%から3.65%に0.60%引き下げられることが確実視されている。2会合ぶりの利下げは織り込み済みで、声明やスタッフ予測、ラガルドECB総裁の会見が焦点になっている。8月30日に発表された8月のユーロ圏消費者物価指数速報値で、総合の前年比の伸びは前月の2.6%上昇から2.2%上昇に鈍化した。2%のインフレ目標の達成が視野に入ってきており、スタッフ予測でインフレ見通しが下方修正されるようであれば、ユーロが売られる可能性がある。
また、日本時間午後9時半には8月の米生産者物価指数の発表も予定されている。総合の大方の予想が前年比1.7%上昇、コアの大方の予想が前年比2.4%昇となっており、総合の前年比の伸びが前月の2.2%上昇から鈍化する一方、コアの前年比の伸びが前月の2.4%上昇から変わらないとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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