アジア株は上昇、ナスダック下げ止まりで安堵感 香港は台風で午前取引中止、午後も中止になる可能性大
アジア株は上昇、ナスダック下げ止まりで安堵感 香港は台風で午前取引中止、午後も中止になる可能性大
東京時間11:06現在
香港ハンセン指数 17444.30(台風接近のため午前の取引中止)
中国上海総合指数 2791.53(+3.22 +0.12%)
台湾加権指数 21327.53(+139.82 +0.66%)
韓国総合株価指数 2555.31(-20.19 -0.78%)
豪ASX200指数 8008.70(+26.32 +0.33%)
アジア株は韓国を除いて上昇、ナスダックが下げ止まったことを受け安堵感が広がっている。台湾株は0.66%高、TSMCなど半導体関連が買い戻されている。
シカゴ連銀のグールズビー総裁が米労働市場からの警告サインが高まっていると発言したことを受け、今夜の米雇用統計のネガティブサプライズへの警戒感が高まっている。大幅利下げ期待は高まるかもしれないが、予想外に弱ければ米景気減速懸念が高まる。
上海株は小幅続伸、約7カ月ぶり安値圏にあることから値ごろ感の買いが見られる。ただ、中国景気減速懸念が高まっており上値は重い。
来週は8月の一連の経済指標が発表される。9日に消費者物価指数と生産者物価指数、10日に貿易統計。14日には新築住宅販売価格と中古住宅販売価格、不動産投資。小売売上高に鉱工業生産、失業率が揃って発表される。8月は悪天候や消費低迷で総じて弱い内容となる見通しで景気減速懸念が一段と高まる可能性がある。
超大型台風「ヤギ」接近で「シグナル8」発令により香港株式市場は午前の取引を中止。正午(日本時間13時)まで「シグナル8」が維持された場合は午後の取引も中止となる。報道によると現地時間12時40分にシグナルを引き下げるとしていることから、きょうの取引は終日中止となる可能性が高い。
執筆者 : MINKABU PRESS
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