ドル円はもみ合い、午後は144円台後半で推移=東京為替概況
ドル円はもみ合い、午後は144円台後半で推移=東京為替概況
午後のドル円は144円台後半での推移。ドル円は、朝方には一時144.22付近まで下落する場面があったが、午後は一転して144.86付近まで上昇した。日経平均が午後に一時上げに転じたことなどが支えとなったが、明日の米7月PCE価格指数などの発表を控えて上げは持続せず、方向性の定まらない展開となった。
東京早朝に発表された米半導体大手エヌビディアの第3四半期売上高見通しが最も強気な市場予想を下回ったことから、株価が時間外取引で下落した。これを受けて日経平均は一時400円超の下げとなったが、後場では一時上げに転じ、リスク警戒の動きは限定的となった。
ユーロ円は午後に一時161.27付近まで、ポンド円は一時191.36付近まで上昇したあと、伸び悩みをみせている。ユーロドルはドル安の流れを受けて一時1.1140付近まで強含んだ。
NZドルは堅調。午前に発表された8月のニュージーランド企業信頼感が2014年以来10年ぶりの高水準となったことから、NZドル円は7月30日以来およそ1カ月ぶりの高値となる91.17付近まで、NZドル/ドルは1月2日以来およそ8カ月ぶりの高値水準となる0.6299付近まで上昇した。NZ中銀(RBNZ)が8月会合で利下げを決定したことを受け、今後1年間で景気が改善するという見通しが増加し好結果につながったとみられる。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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