【本日の見通し】クリスマス明けの海外勢の動向に注意
【本日の見通し】クリスマス明けの海外勢の動向に注意
本日からクリスマス休暇明けで海外勢が市場に復帰する。欧州勢は連休明け、NY市場は先週金曜日から開いているが、欧州の休場に合わせて休みを取っていた参加者も多く、本格的な復帰は今日からとなる。
休暇中、ドル高・円安の流れが優勢となっており、市場復帰後の海外勢がどのような姿勢を示すかが注目される。先週の米第3四半期GDPの好結果や、日本の東京都区部消費者物価指数(CPI)の伸び悩みを受けて、米国の追加利下げ期待と日本の追加利上げ期待がともに後退している。材料面では、ドル高・円安基調がまだ続きそうだ。
今週は木曜日から1月となるが、新年を挟むこともあり、本来1日の米ISM製造業景況指数や第1金曜日の米雇用統計の発表は来週に回っており、目立った材料が乏しいことから、落ち着いた動きに終始する可能性もある。
ドル円は156円台での推移を中心に、157円台トライの機会をうかがう展開を予想している。
ユーロ円などのクロス円も、基本的には堅調な推移となりそうだ。ユーロ円は184円台を中心に、先週上値を抑えられた185円手前の売りを意識する展開か。ポンド円は211円台中心の推移とみている。211円60銭から80銭の上値抵抗水準を超えれば、もう一段の上昇もあり得る。
ユーロドルは、先週1.1800ドルを超える場面もあったが、1.18台でのユーロ買いには勢いが見られない。今週は1.17台中心の推移が見込まれる。ポンドドルは1.3500ドルを挟んだ動きになりそうだ。1.3550ドル前後の上値抵抗水準を超えると、上昇に拍車がかかる可能性がある。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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