円全面安傾向止まらず、豪ドル円はさらなる高みへ=東京為替前場概況
東京午前は円売りが優勢。ユーロ円は175.20円付近、ポンド円は207.89円付近、豪ドル円は109.30円付近まで上昇し、最近の円全面安傾向が止まらない。日本の経済政策や金融政策が行き詰まっている一方、国民負担率は増加し続けて世界的な高水準となるなど、八方塞がりであることが円相場を圧迫している。円相場と同様に、日本の国債も下落傾向。円安と利回り上昇は日本をさらに圧迫する公算。
ドル円は161円半ばで動意薄。円売りだけでなく、ドル売りが入っていることから、ドル円の値動きは抑制されている。一部では今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利下げを示唆するとの思惑があるようだ。CMEのフェドウォッチによると、市場参加者は9月の米利下げ開始を期待している。ユーロドルは1.0840ドル付近まで、豪ドル/ドルは0.6764ドル付近までドル安推移。豪ドル/ドルは今年1月以来のドル安・豪ドル高水準を更新。
MINKABU PRESS
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執筆者 : MINKABU PRESS
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