【本日の見通し】ドル高円安継続見通しも水準に警戒感
【本日の見通し】ドル高円安継続見通しも水準に警戒感
ドル高円安の流れが強く、海外市場で159円に迫る動きを見せた。米債利回り上昇を受けたドル高と、株高などに見られるリスク選好の動きからの円売りがドル円を支える展開となっている。
ユーロドルが1.0700近くまでユーロ安ドル高になるなど、ドルは全面高傾向となっており、ドル円の上昇も継続が見込まれている。ただ、160円が迫る中で介入警戒感が広がっており、一気の上昇は難しい。ドル主導でのじっくりした上昇の中で介入の実施は簡単ではないが、水準的にはそろそろドル高円安進行を止めたいところだけに、市場も警戒感を見せている。
159円台乗せの可能性は十分あり、ユーロドルの1.07割れと合わせてドルが一気に買われるとドル円も159円台後半への上昇加速もあり得る状況だが、160円トライには慎重な姿勢が予想される。
昨日英中銀金融政策会合のあったポンドは、ドル高もあり、対ドルでの下げが目立った。議事要旨などで今回据え置きに回った委員が利下げへの意識を強めていることが判明し、この後の利下げ開始期待が広がっていることも売りを誘っている。この後も戻りが重くなりそう。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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