レーンECBチーフエコノミスト ECBが6月の理事会でインフレ予測をさらに上方修正する見通し
レーンECBチーフエコノミスト
中東での紛争がユーロ圏のマクロ経済見通しを悪化させ、不確実性を高めている
エネルギー価格の高騰が消費と投資を押し下げており、経済の低迷が長期化する可能性がある
ガス価格については米国の供給により比較的安定を維持しているものの、原油価格はECBが3月時点で発表した予測を上回っている
ECBが6月の理事会でインフレ予測をさらに上方修正する見通し
ECBは特定の金利経路を事前に確約(コミット)するものではないと強調
6月以降(7月や9月など)のいかなる決定も、完全に今後発表されるデータ次第になる
市場はECBからの追加のガイダンス(市場対話)を必要としていない、6月利上げ観測について
金融政策の3つのシナリオを提示した
①一時的なショックであれば静観する
②持続的ではあるが中規模のショックであれば限定的な対応にとどめる
③ショックが著しく広範に波及した場合は強力な対応をとる
金融引き締めの意味合いは世界各国で異なると指摘
米国や英国にとっては「利下げの延期」を意味する
ECBにとっては「定常状態(正常な水準)に向けた利上げ」を意味する
日銀にとっては、長期的な平均水準に向けて「どの程度のスピードで利上げを進めるか」が議論の中心になっている
(日本経済新聞〈Nikkei Asia〉のインタビューで)
執筆者 : MINKABU PRESS
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