弱い米雇用統計でドル下落の可能性=NY為替
今週から6月相場に入ったが、市場は目先、金曜日の4月の米雇用統計に注目している。一部からは、その結果は今後数週間のドル下落のきっかけとなる可能性があるとの指摘も出ている。ドルは前日のISM製造業景気指数を受けた下落の一部を回復しているが、米雇用統計をきっかけにドルは今年の強気トレンドから変化すると見ているようだ。
米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)は前回から若干の雇用増加幅の拡大が見込まれているが、その他の失業率、平均時給は前回と変わらずの水準が見込まれている。しかし、一部のエコノミストからは予想を下回る可能性も指摘されている状況ではある。
*米雇用統計(5月)7日21:30
・非農業部門雇用者数
予想 18.5万人 前回 17.5万人(前月比)
・失業率
予想 3.9% 前回 3.9%
・平均時給
予想 0.3% 前回 0.2%(前月比)
予想 3.9% 前回 3.9%(前年比)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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