【本日の見通し】トランプ関税などにらむ展開
【本日の見通し】トランプ関税などにらむ展開
先週木曜日の米雇用統計などを経て、ドルは比較的しっかりした地合い。今週はそれほど目立った米指標発表はなく、注目は本日大統領による書簡が送られるとされているトランプ関税の動向。日本も対象に入っている見込みで、提示される関税率含めて注目が集まる。
ドル円は144円台を中心に、方向性を探る展開。関税に絡んだ動きを見極めたいとの思惑が強そう。
ユーロドルは先週1.18ドル台をいったんしっかり超えた後、1.1710台まで調整が入ったが、週末にかけて1.17台後半まで買いが入るなど堅調地合いを維持。流れはまだ上方向と見られ、高値更新の機会をうかがう展開か。
ユーロ円はドル円の動きにもよるが、対ドルでのユーロ買いもあり、基本的にはしっかりとなりそう。169円台半ば前後がサポートとして意識される。
今週は豪州とNZの政策金利が発表される。豪中銀は2会合連続で、今年3回目の利下げが見込まれている。NZ中銀は前回まで6会合連続利下げも、今回は据え置きの見込み。火曜日の豪中銀、水曜日のNZ中銀の会合まで慎重な動きが見込まれる。会合声明などでの今後の姿勢がポイントとなりそう。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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