豪中銀チーフエコノミスト 一部家計は苦境に立たされているため、さらなる利上げには限界がある
豪中銀チーフエコノミスト 一部家計は苦境に立たされているため、さらなる利上げには限界がある
ハンター豪中銀チーフエコノミスト兼総裁補佐(経済担当)は、一部の世帯の家計に大きな負担をかけているとして、さらなる金利引き上げには限界があると語った。
ハンター氏は、現在、本当に苦境に立たされている世帯があり、非常に厳しい状況だ。賃金上昇はピークに近づきつつある。我々は賃金と生産性の両方を注意深く見守っているとも述べた。
また、ハンター氏はきのう発表された豪州4月の消費者物価指数について、いくつかの分野で依然として強さがあることが裏付けられたとコメントした。豪州4月CPIは予想外に伸びが加速し5カ月ぶり高水準となったことで、豪中銀が金利を長期間、高水準に維持する可能性が高まっている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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