ドル円は一時151円台に急落 米雇用統計が雇用の冷え込み示す=NY為替序盤
きょうのNY為替市場はドル売りが強まっており、ドル円は一時151円台に下落した。先ほど発表になった米雇用統計を受けてドル売りが強まっている。非農業部門雇用者数(NFP)は17.5万人増と基準の20万人を割り込み、予想も大きく下回った。失業率も3.9%に悪化したほか、注目の平均時給も前年比3.9%と4%を下回り、21年6月以来の低水準に鈍化している。
雇用の冷え込みを示す数字であり、短期金融市場では年内2回の利下げ期待を完全に織り込む動きが復活している。ドル円は、米国債利回りも急低下し、上値では介入警戒感もある中、ロング勢の見切り売りが強まっているようだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は154円に観測されている。
3日(金)
154.00 (6.8億ドル)
6日(月)
154.00 (10.2億ドル)
◆米雇用統計(4月)21:30
*非農業部門雇用者数
結果 17.5万人
予想 24.0万人 前回 31.5万人(30.3万人から修正)(前月比)
*失業率
結果 3.9%
予想 3.8% 前回 3.8%
*平均時給
結果 0.2%
予想 0.3% 前回 0.3%(前月比)
結果 3.9%
予想 4.1% 前回 4.1%(前年比)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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