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【これからの見通し】3月はドル買いが優勢も、足元では矛先が鈍る ドル円152円を再び試すか注目

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【これからの見通し】3月はドル買いが優勢も、足元では矛先が鈍る ドル円152円を再び試すか注目

 3月はドル買いの流れが優勢になっている。当初はドル安方向への動きを強めていたが、中旬以降はドル買いの流れが強まっており、ドル指数は1カ月超ぶりの高水準となっている。きょうはドル円が一時151.97近辺まで買われ、昨年や一昨年の高値を上抜けて34年ぶりの高値水準となった。ただ、一気に152円台に乗せる動きには至らず、再チャレンジの機会をうかがっている状況だ。

 3月を通してみると、ドルに対して最も弱含んだのがスイスフランだ。予想外の利下げを行ったことが影響した。北欧通貨やNZドルも弱いグループ。そして、円相場がそれに次ぐ弱さを示している。対ドルで唯一気を吐いているのが豪ドルとなっている。

 全般的にドル高となっている背景としては、根強い米インフレ観測、その対極として各国中銀の早期利下げ開始観測、日銀の緩やかな正常化姿勢などが挙げられよう。きょうも田村日銀審議委員の発言をめぐってその解釈で円相場が振れた。基本的には正常化路線を進める意向だが、慎重な姿勢とみられたようだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、ユーロ圏消費者信頼感指数(確報値)(3月)、ユーロ圏景況感(3月)、米MBA住宅ローン申請指数(03/16 - 03/22)、南ア中銀政策金利(3月)など。相場を動かす材料としてはやや迫力に欠ける指標群であろう。

 発言イベント関連では、チポローネECB理事、カザークス・ラトビア中銀総裁、シュレーゲル・スイス中銀副総裁、ウォラーFRB理事などの講演や会見などが予定されている。ウォラーFRB理事のタカ派度合いが注目されそうだ。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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