年内3回の利下げ予想も結局、上下動した程度
日本時間午前3時にFOMCの結果が発表され、金融政策は予想通りに据え置かれた一方、FOMC委員の今年末時点での金利見通し(ドット・プロット)の中央値は4.625%と、年内3回の利下げを予想している。12月FOMCと変わらず。
直近のインフレ指標がインフレの根強さを示したことから、2回に減少するのではと見られていたが、3回で変わらずだった。発表直後は株高・ドル売りの反応が見られたものの、動きが一巡すると戻している。
中央値で年内3回の利下げが維持されたとは言え、2回以下とで人数は拮抗している。19名の委員のうち9名が2回以下を予想していた。また、PCEコアの予想を12月の2.4%から2.6%に上方修正していた点や、声明で雇用の増加が緩やかになったとの表現を省略したことも影響した可能性もありそうだ。やや意外な反応ではある。
NY株式20日(NY時間14:31)(日本時間03:31)
ダウ平均 39224.41(+113.65 +0.29%)
ナスダック 16232.88(+66.09 +0.41%)
CME日経平均先物 40245(大証終比:+645 +1.60%)
米国債利回り
2年債 4.643(-0.040)
10年債 4.299(+0.006)
30年債 4.466(+0.024)
期待インフレ率 2.318(+0.020)
※期待インフレ率は10年債で算出
USD/JPY 151.62
EUR/USD 1.0877
GBP/USD 1.2733
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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