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【これからの見通し】日経平均の盛り上がりを横目にドル円相場は150円に停滞、海外市場ではどうか

為替 

【これからの見通し】日経平均の盛り上がりを横目にドル円相場は150円に停滞、海外市場ではどうか

 きょうは日経平均が史上最高値を34年ぶりに更新した記録的な日となっている。しかし、為替市場では、株式市場での盛り上がりを横目に、ドル円が150.21-150.46レンジでの推移。見慣れた水準からなかなか抜け出せない状況だ。

 一方、ドル指数を観察すると、次第に下降トレンド性が鮮明になってきているようだ。今週はユーロドルやポンドドル、特にNZドル/ドルの堅調な動きが目立っている。ドル円相場の停滞は、クロス円の上昇として反映されており、ドル安・円安相場の様相を呈してきている。

 円安については、株高などリスク選好で説明がつきそうだ。米エヌビディアの好決算の象徴されるように、世界的な半導体需要がリードした株高の影響があろう。きょうの日経平均最高値更新の起爆剤ともなっていた。また、植田日銀総裁がデフレではなくインフレとの認識を示したものの、仮にマイナス金利を解除しても緩和政策を継続すると明言していることから、日米や日欧などの金利差縮小にはつながりにくいとの見方もあるようだ。

 ドル安については、米金融政策の行方を占う米経済指標が強弱感が交錯しており、利下げ開始時期の見方が定まらない状況となっている。決定打に欠けるなかで、NZの追加利上げ観測や中国の株価・不動産対策を好感した人民元買いなど側面からのドル安となっていることが指摘されよう。

 目立った動意をみせなかったドル円相場が、この後の海外市場で抜け出せるのかどうか。あすの日本の祝日を前に注意深くウォッチしたいところだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、仏独ユーロ圏、英米などのPMI速報値(2月)、トルコ中銀政策金利(2月)、カナダ小売売上高(12月)、米新規失業保険申請件数(02/11 - 02/17)、米中古住宅販売件数(1月)などが予定されている。

 発言イベント関連では、ECB議事録(1月25日開催分)の公表、ジェファーソンFRB副議長、ボウマンFRB理事、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁、クックFRB理事、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁などの講演やイベント参加が予定されている。米週間石油在庫統計、米30年インフレ連動債(TIPS)(90億ドルなども予定されている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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