続落、米国のロシア追加制裁を巡る警戒感が後退=NY原油概況
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=64.35(-0.81 -1.24%)
ロシアのモスクワを訪問したウィットコフ中東担当特使とプーチン大統領が行った会談について、トランプ米大統領が「非常に生産的で、大きな進展があった」との認識を示したことが重しとなった。ウクライナ戦争を続けるための主な資金源となっている石油取引を封じるため、米国は8日にロシアに絡む二次制裁を発動する見通しだが、トランプ米大統領の発言から警戒感が後退した。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)や、米ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、早ければ来週にもトランプ米大統領とプーチン露大統領が会談する可能性がある。
時間外取引で9月限は堅調。通常取引開始に向けて66.75ドルまで上げたが、その後は上向きの流れが反転し、マイナス転換した。引け近くに63.64ドルまで下落し、約2ヶ月ぶりの安値をつけた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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