ソーラーエッジが決算受け大幅安 売上高見通しに失望感=米国株個別
(NY時間09:35)(日本時間23:35)
ソーラーエッジ<SEDG> 73.56(-10.86 -12.86%)
太陽光発電機器のソーラーエッジ・テクノロジーズ<SEDG>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想ほど膨らまなかったものの、売上高は予想を下回った。また、第1四半期のガイダンスで、予想を大きく下回る売上高見通しを示したことが特に失望感を強めている模様。
同社のランドCEOは「23年上半期には記録的な導入があり、継続的な成長が期待されたが、下半期には金利上昇と電力価格低下により市場が弱含みに転じたため、在庫が積み上がり、出荷が鈍化した」と述べた。
今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き下げも伝わっている。「第1四半期の低調な売上高と利益見通しは、正常な収益性回復への道筋に不確実性を与える。同社の基礎的収益力に関する幅広い予想により、われわれは傍観を続ける」と述べた。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益(調整後):-0.92ドル(予想:-1.30ドル)
・売上高:3.16億ドル(予想:3.23億ドル)
・粗利益率(調整後):-17.9%
(1-3月・第1四半期見通し)
・売上高:1.75~2.15億ドル(予想:3.73億ドル)
・粗利益率(調整後):-3~+1%
【企業概要】
太陽光発電で電力を収集・管理する方法を変更するDC最適化インバータシステムを世界に提供する。インバータ、電力オプティマイザー、クラウドベースの監視用通信デバイス等を扱い、包括的な安全機能・柔軟な設計・運用保守の向上を実現する。EV充電機能やリチウムイオン電池等にも製品を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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