ドル円は150円ちょうど前後での推移、人民元高進む=東京為替概況
ドル円は150円ちょうど前後での推移、人民元高進む=東京為替概況
主要通貨は比較的落ち着いた動き。ドル円は海外市場で150円40銭台から149円70銭前後まで下落。150円台に戻して東京朝を迎えると、午前中にいったんドル高をトライも150円09銭までにとどまり、その後売りが出て昼過ぎに149円85銭までと、落ち着いたレンジでの取引。
今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月開催分)を前に、積極的な取引が手控えられた。
ユーロドルは朝から13ポイントレンジ。ユーロ円は162円台前半推移が続いた。
そうした中大きく動いたのが人民元。中国当局が大口の売り注文を行ったクオンツファンドに3日間の取引停止を実施するなど取引規制の動きを強化。株式市場対策に積極的に乗り出し姿勢を示した。これを受けて中国株、香港株が大幅高。中国本土株中心の中国本土株指数は3%を超える上昇となっている。こうした中、中国買いの動きから人民元も大幅高。当局による元買い介入の観測も見られ、ドル人民元は朝の7.1970元前後から7.1782を付けた。オフショア人民元は7.2070から7.1811を付け、今月の安値を更新。1月31日以来のドル安元高となった。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。