反落、米国は予定されていたイラン攻撃を中止=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=87.71(-2.32 -2.58%)
連日イラン攻撃を実施していたトランプ米大統領が、予定されていた攻撃を中止するとSNSで述べたことが重し。昨日の時点で、トランプ米大統領はイランが合意しないなら明日も攻撃すると警告していた。トランプ米大統領の投稿によると、「イランとの協議がイラン指導部の最高レベルにまで引き上げられ、承認されたという事実に基づき」攻撃を見送る。今週末あるいは来週にも両国が合意に署名する可能性が浮上した。
イランのファルス通信によると、約2週間前の時点で両国の交渉チームによって覚書草案は最終段階にあり、最後の承認を待つ段階にあったが、この審査でトランプ米大統領は交渉団レベルの合意に反していくつかの新たな要求を追加し、イランは返答せず協議は沈黙期間に入った。その後、イスラエルがレバノンへの攻撃を激化させ、米国もホルムズ海峡付近への空爆を開始し、緊張感が高まったものの、今週のカタールの介入もあって米国が追加的な要求を撤回し、約2週間前の最終承認を待つ覚書草案に回帰したという。軍事的な圧力にイランが屈して合意が近づいたというよりも、イランが受け入れる余地のある草案に戻り、審査の可能性が出てきたもよう。
時間外取引で7月限は93.64ドルまで上昇した後に上げ幅を縮小し、一時マイナス転換した。通常取引序盤にかけてプラス圏に浮上したものの、売りが強まると85.81ドルまで急落した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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