ドル円、150円台前半に伸び悩む 3連休控えドル買いの勢いも一服=NY為替
NY時間の昼に入ってドル円は戻り売りに押されており、150円台前半に伸び悩んでいる。この日発表の米生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったことでドルの買い戻しが強まり、ドル円は一時150.65円付近まで上昇した。
しかし、今週の米消費者物価指数(CPI)以降に強まったドル買いの勢いも一服しつつあり、上値ではドルの戻り売り圧力も強まっているようだ。NY市場は明日から3連休を控えていることもあり、ドルロングのポジション調整も出ている模様。
米PPIは、総合指数で前月比0.3%、コア指数で0.5%と、先日の米消費者物価指数(CPI)に引き続き予想を上回る内容となり、インフレの粘着性を浮き彫りにした。FRBの早期利下げ期待も一層後退させている。この結果を受けて短期金融市場では今年のFRBの累計の利下げを1.00%ポイント以下で織り込み始めている。2週間前までは1.50%ポイントで織り込んでいた。
USD/JPY 150.36 EUR/USD 1.0766 GBP/USD 1.2584
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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