明日は英GDP、景気後退で利下げ要求がさらに強まるか=NY為替
きょうのポンド円は戻り売りが優勢となっており、一時188円台まで下落する場面が見られた。ドル円の上げが一服しているほか、本日は英消費者物価指数(CPI)を受けてポンド自体に売りが強まっており、ポンド円を圧迫している。
明日は12月の英月次GDPと同時に10-12月期のGDPも公表される。予想では前期比0.1%のマイナス成長が見込まれており、予想通りであれば、2四半期連続のマイナス成長でテクニカル的なリセッション(景気後退)入りとなる。
その場合、英中銀には早急に利下げを行うよう圧力がかかる可能性がある。この日の英CPIは予想を下回る内容となったこともあり、英経済強化のための利下げ圧力も台頭しそうだ。しかし、今回の英CPIは予想を下回ったとはいえ2%には程遠く、まだ高水準での推移が継続しており、英中銀が利下げに前向きになりそうな状況ではない。
GBP/JPY 189.11 USD/JPY 150.53 GBP/USD 1.2563
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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