ポンドドルに買い戻し 1月に物価が下がらなければ、利上げが必要との声も=NY為替
きょうのポンドドルは買い戻しが出ており、1.26ドル台後半まで戻している。ロンドン時間の早朝には1.25ドル台まで下落していたが、この日発表の英消費者物価指数(CPI)を受けて、ポンドは買い戻しが強まっている。
英CPIは前年比4.0%、前月比0.4%上昇と予想を上回る結果となった。サービスインフレも6.4%に上昇しており、当面は高止まりする可能性が高く、少なくとも3月までは6%を下回ることはないとの見方も出ている。
前日の賃金上昇率も相まって、本日の数字は英中銀の早期利下げ期待を正当化していないようだ。市場の一部からは、英中銀は自らのガイダンスに沿って、1月に物価が再び下がらなければ、利上げを行う必要があるとの声まで出ている。
*英消費者物価指数(12月)16:00
結果 0.4%
予想 0.1% 前回 -0.2%(前月比)
結果 4.0%
予想 3.8% 前回 3.9%(前年比)
結果 5.1%
予想 5.0% 前回 5.1%(コア・前年比)
GBP/USD 1.2674 GBP/JPY 187.90 EUR/GBP 0.8571
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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