地政学的な緊張もドル需要を呼び起こす=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は147円台前半での推移が続いている。上げは一服しているものの戻りを試す気配もない。きょうの上げで100日線に顔合わせしており、明日以降150円を試しに行く展開になるか注目される。
円安というよりもドル買いがドル円を押し上げている。FRBの早期利下げ期待を疑問視する向きもあり、市場は3月の利下げ期待を後退させている。それでも短期金融市場では65%程度の確率での推移ではある。
また、地政学的な緊張もドル需要を呼び起こしているようだ。紅海航路での紛争激化や中国経済の低迷が続いていることもドルの逃避買い需要への関心を高めている。
USD/JPY 147.25 EUR/USD 1.0872 GBP/USD 1.2629
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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