ドルは年末にかけて上昇し、その後に下落する可能性=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は146円台での上下動に終始している。今週は重要イベントが目白押しの中で、その結果を見極めたい雰囲気が強い。FRBのタカ派姿勢とは裏腹に、市場は来年3月の米利下げの可能性を織り込んでいるが、そのために逆にドルは年末にかけて上昇する可能性があるという。利下げが早く織りまれ過ぎている点に言及した。米経済指標の勢いは弱まり始めているが、急低下しているわけではない。市場が織り込んでいる早期利下げは正当化されないという。
ただ、来年以降はドル安が進むと予想しており、上昇局面では売りに転じる予定だという。しかし、経済見通しの不透明感や指標発表に対する感度の高まりから、その下落は不安定になるだろうとも指摘した。
USD/JPY 146.21 EUR/USD 1.0763 GBP/USD 1.2558
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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