ユーロドルは上げ一服 1.10ドルを目前に過熱感も=NY為替
きょうも為替市場はドル売りの雰囲気が続いているものの、ユーロドルは上げを一服させている。ユーロドルは11月に入って、10月からのリバウンド相場を加速させ、1.09ドル台半ばまで急速に買い戻されている。さすがに過熱感も出てきているようで、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは買われ過ぎの水準である70に接近している。1.10ドルを目前にやや上値に慎重になっているようだ。
ラガルドECB総裁のドイツでの講演が伝わっていたが、「ECBは時期尚早に結論を急ぐべきではない」との認識を示していた。「目標未達のリスクが高まれば行動できる」とも述べていた。利上げに可能性を残す内容ではあるが、市場はECBの利上げサイクルはすでに終了との見方を固めており、次の行動は利下げとの見方を強めている。日銀を除く主要中銀の中では、最も早く利下げを実施するとの見方も強いようだ。
EUR/USD 1.0927 EUR/JPY 161.59 EUR/GBP 0.8718
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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