アジア株 香港株は変わらず、あすの中国主要指標総じて弱ければ景気減速懸念高まる恐れ
アジア株 香港株は変わらず、あすの中国主要指標総じて弱ければ景気減速懸念高まる恐れ
東京時間11:03現在
香港ハンセン指数 17439.24(+13.03 +0.07%)
中国上海総合指数 3054.98(+8.45 +0.28%)
台湾加権指数 16922.09(+82.80 +0.49%)
韓国総合株価指数 2435.40(+31.64 +1.32%)
豪ASX200指数 6994.90(+46.06 +0.66%)
アジア株は軒並み上昇、特に目立った買い材料は見当たらない。あすの米中首脳会談への期待感は広がっているもよう。およそ1年ぶりの会談、両国の関係改善が期待される。
あすは中国10月の鉱工業生産に小売売上高、固定資産投資、不動産投資、失業率がいっせいに発表される。そのほか、中期貸出制度(MLF)1年物金利も公表される、一部では引き下げを予想する声も。翌日には新築住宅価格も発表される予定となっている。
製造業PMIや消費者物価に続き、今週発表される指標も総じて弱い内容となれば、同国の景気減速に対する懸念が一段と高まる恐れがある。今年の中国「独身の日」セールも期待外れに終わった可能性が高い。ただ、一方では追加の景気支援策期待が高まる可能性もある。
中国証券報によると、中国当局は景気回復を確実にするため、第4四半期に預金準備率と事実上の政策金利であるローンプライムレート(LPR)を引き下げる可能性が高いと報じている。
香港市場では龍湖集団や中国海外発展、恒基兆業地産など不動産株が上昇している。美団やネットイース、アリババ、バイドゥ、JDドットコムなどハイテク関連は総じて下落している。
豪州株は0.66%高。原油価格の上昇を受けサントスやウッドサイドエナジー、ビーチエナジーなどエネルギー関連が総じて上昇。リオティントやBHPグループなど素材関連も軒並み上昇している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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