カナダ中銀の市場関係者調査、4月からの利下げ開始の可能性を示唆=NY為替
きょうのNY為替市場でドルが買い戻される中で、カナダドルは対ドルで下落し、ドルカナダは一時1.37ドル付近まで上昇。一方、カナダ円は109円台での上下動に終始している。
カナダ中銀はきょう、金融市場参加者を対象としたアンケート調査を公表し、インフレは2024年末までに1-3%の目標レンジで推移するとの予想から、4月から利下げが開始される可能性を示唆した。この調査は経済シナリオと金融政策に関する質問に対する約30人の金融市場参加者の回答結果を四半期ごとに発表。
28人の回答の中央値は、最初の利下げが4月に行われ、政策金利は0.25%ポイント引き下げられ4.75%になると回答。また、2024年12月まででは27人の回答の中央値で従来見通しの4.00%に据え置かれている。
カナダ中銀は先月、政策金利を5.00%に据え置いたが、これは金融引き締めにより消費が減速し、経済に余力が蓄積しているためだとしていた。調査の回答者の3分の2も、経済には弛みがあり、需給ギャップが存在すると思うと答えた。
また、回答者の3分の2近くが今年末のインフレは3%かそれよりも高い水準と回答。また、2024年末まででは、64%が1-3%の範囲に落ち着くと回答している。
一方、景気後退の可能性については、26名が今後半年から1年の間に2四半期連続の景気後退(テクニカル的リセッション)が起こる可能性が約50%であると回答した。
USD/CAD 1.3690 CAD/JPY 109.54
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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