日銀の超緩和策が世界的不均衡を煽っているとの指摘=NY為替
きょうの為替市場でドル円は買い戻しが見られ、149円台後半まで戻している。本日は米国債利回りが上昇しており買い戻しをサポートしている。先週は米雇用統計を受けて、米国債利回りが急低下し、ドル円も149円台前半まで急速に下落した。再び150円をブレイクし、21日線も下抜けたことで下値警戒感が台頭しているほか、150円が上値レジスタンスに変化している可能性もありそうだ。
一部からは、日銀の超金融緩和政策が世界の資産価格の急激かつ急速な変動につながり、大きな世界的不均衡を煽っているとの指摘が出ている。日銀は今回も大幅な金融引き締めのチャンスを逃し、それは市場の不安定性をさらに高めているという。市場は、円、世界の利回り、日本株、その他世界中の資産の動きの速さと程度を過小評価している可能性が高いという。
USD/JPY 149.77 EUR/JPY 160.75
GBP/JPY 185.42 AUD/JPY 97.30
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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