ダウ先物は小幅高 強気なムードが広がる=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:47)(日本時間21:47)
ダウ先物 40150(+13.00 +0.03%)
S&P500 5330.75(+3.50 +0.07%)
ナスダック100先物 18652.50(+17.25 +0.09%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小幅高で推移している。ダウ平均は先週末に終値ベースで初の4万ドルに乗せたが、きょうも強気なムードが広がっているようだ。
これまで弱気一筋だった大手証券のストラテジストも強気に転じている。S&P500種の予想値は5400と、従来の4500から引き上げ、最高値の更新を見込んでいる。米企業の良好な1株利益の伸びに加えて、緩やかなマルチプルの圧縮が予想されているという。
その他からも、少なくとも5月一杯は上昇相場が続くとの見方が出ている。市場の心理が「5月の恐怖」から「5月の買い」へとシフトする中、来週もこの傾向は続くという。その中でAI関連銘柄がスポットライトを浴びると見込んでおり、今週はマイクロソフト<MSFT>のイベントや、水曜日の引け後に予定されているエヌビディア<NVDA>の第1四半期決算など、いくつかのカタリストが注目されるという。
これらのイベントでAIの認知度や能力向上、そして関連支出が強化されると予想。その結果、IT・ハイテク株が上昇し、全体相場を牽引するとしている。
そのエヌビディアだが、アナリストの目標株価引き上げが伝わった。第1四半期のデータセンター部門の売上はコンセンサス予想の211億ドルよりも230億ドルに近づく可能性に言及。また、第2四半期についても、同部門の売上はコンセンサス予想の228億ドルに対し245億ドルを見込み、株価も十分過ぎるほどの上振れ余地があるという。
なお、今週はFOMC議事録も公表されるが、雰囲気は変わらず、高金利継続の必要性が示されるものと見られている。
JPモルガン<JPM>が時間外で小幅高。取引開始前に通期の純受取利息(NII)の予想を約10億ドル上方修正すると発表した。年次の投資家説明会に向けて用意したスライドの中で、最新の通期業績予想を明らかにした。
ボーイング<BA>が時間外で小幅安。21日に予定されていた新型宇宙船「スターライナー」による初めての有人ミッションがまたも延期された。
マイクロン・テクノロジー<MU>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げ、目標株価を従来の98ドルから130ドルに引き上げた。
(NY時間08:58)(日本時間21:58)時間外
マイクロン<MU> 127.60(+2.31 +1.84%)
ボーイング<BA> 184.55(-0.40 -0.22%)
JPモルガン<JPM> 205.55(+0.76 +0.37%)
アップル<AAPL> 189.27(-0.60 -0.32%)
マイクロソフト<MSFT> 421.00(+0.79 +0.19%)
アマゾン<AMZN> 185.02(+0.32 +0.17%)
アルファベット<GOOG> 177.76(+0.47 +0.27%)
テスラ<TSLA> 178.15(+0.69 +0.39%)
メタ<META> 470.90(-1.01 -0.21%)
エヌビディア<NVDA> 937.50(+12.71 +1.37%)
AMD<AMD> 165.60(+1.13 +0.69%)
イーライリリー<LLY> 768.52(-1.48 -0.19%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。