【本日の見通し】方向性を探る展開、ドル円は底堅さ見せるか
【本日の見通し】方向性を探る展開、ドル円は底堅さ見せるか
今週は目立った米指標発表予定などがなく、先週末の状況を受けての次の方向性を探る展開となりそう。今月に入って米雇用統計や先週の米消費者物価指数と小売売上高の弱い結果が見られ、一時後退していた年内複数回の利下げ期待などが再燃。現状で9月と12月の利下げが見込まれている。こうした動きがある程度のドル売り圧力となっているが、ドル円に関しては下がると買いが出る流れが続いており、底堅さを見せている。今週もこの流れが続き、155円台前半での買い意欲が確認されるようだと、ドル高円安を試す展開が見込まれるところ。
ユーロドルは1.09台に向けた動きが見込まれる。先週上値を抑えた1.0900近くにはまだ売りが残っていると見られるが、ドル円を除くと米利下げ期待の強まりを受けたドル売りの影響が見られることから、1.09超えとなる可能性が十分にありそう。
ドル主導の展開が見込まれるだけにユーロ円は難しい判断となるが、ドル円の力強い伸びが見られると、クロス円全般も堅調な動きが見込まれるところ。ユーロ円は170円に向けた動きが期待される。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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