【これからの見通し】きょうは米消費者物価指数、あすにECB理事会を控える
【これからの見通し】きょうは米消費者物価指数、あすにECB理事会を控える
きょうの注目イベントは8月米消費者物価指数。市場予想は前月比+0.6%、前年比+3.6%と、ともに上昇を見込んでいる。一方で、コア指数については前月比が+0.2%と前回並み、前年比が+4.3%と伸び鈍化を予想している。事前のマーケットではドル円が147円台にしっかりと乗せており、総じてドル買い圧力が優勢になっている。結果を受けて根強いインフレ圧力が残っているとの印象が強ければ、ドル買いが持続しそうだ。発表は日本時間午後9時30分の予定。
続いて、あすにはECB理事会の結果が発表される。今回はスタッフ経済見通しが公表される回となっている。インフレ見通しと成長見通しのバランスが注目される。そのなかで、東京早朝にはロイター通信が「ECBはユーロ圏インフレ率が来年3%超に高止まりと予想」と報じた。これに反応してユーロ買いの動きが広がった経緯がある。市場では週明けまでは据え置きと25bp利上げが2対1の織り込みとなっていたが、現在では五分五分から7割程度の利上げが優勢へと転じてきている。あすは据え置きか、利上げかの結果に反応したあとは、スタッフのインフレ見通しについても注目されそうだ。なお、成長見通しについては引き下げられるとの見通しが有力となっているもよう。
先ほど発表された一連の英経済指標は経済縮小を示す厳しいものだった。7月の英月次GDPは前月比-0.5%と前回の+0.5%から落ち込んだ。市場予想は-0.3%だった。鉱工業生産、製造業生産、サービス業、建設業などの各分野でも前月比マイナスの結果が相次いだ。これを受けてポンド売りが進行しており、東京早朝のユーロ買いとは対照的な値動きになっている。このあとのロンドン市場でのユーロ買い・ポンド売りの継続性をチェックしたいところだ。
この後の海外市場で発表される経済指標は、上記の米消費者物価指数のほかにも、ユーロ圏鉱工業生産指数(7月)BA住宅ローン申請指数(09/02 - 09/08)などが予定されている。商品関連では米週間石油在庫統計が注目材料となる。
発言イベント関連の予定は乏しいが、米国債については米30年債入札(200億ドル)が実施される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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