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「ドル/円、米8月雇用統計に関心集中」 外為どっとコム トゥデイ 2023年9月1日号

マネ育チャンネル 

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年9月1日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼31日(木)の為替相場
(1):豪州と中国の経済指標が予想を上回る
(2):ユーロ圏コアHICPが鈍化
(3):ECB議事要旨 政策判断の意見割れる
(4):米PCEの高止まりを受けてドル上昇
(5):月末ロンドンフィキシングに向けた円買い

▼31日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:徐々に様子見ムードが広がりそう/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

31日(木)の為替相場


期間:31日(木)午前6時10分~1日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪州と中国の経済指標が予想を上回る

豪4-6月期民間設備投資は前期比+2.8%と市場予想(+1.0%)を大幅に上回った。同時に発表された中国8月製造業PMIは49.7と5カ月連続で好不調の分岐点である50.0を下回ったものの、市場予想(49.2)は上回った。ただ、豪ドルの上昇は一時的だった。

(2):ユーロ圏コアHICPが鈍化

ユーロ圏8月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+5.3%と予想(+5.1%)を上回ったが、エネルギーや食品などを除いたコアCPIは前年比+5.3%と予想通りに前月(+5.5%)から鈍化した。これを受けて独長期金利が低下幅を拡大するとユーロ売りが優勢となった。

(3):ECB議事要旨 政策判断の意見割れる

欧州中銀(ECB)は7月理事会の議事録を公表。「インフレ抑制へ説得力のある判断材料がそろわなければ9月の追加利上げが必要になる」との意見や「金融政策を十分に引き締めないよりは一段と引き締める方が望ましい」との主張があった一方、「9月の予測ではインフレの経路が目標の2%に向けて十分に下方修正される可能性が高い」「9月の追加利上げは必要でない」との指摘も出るなど、今後の政策判断を巡りメンバー間の温度差が目立った。

(4):米PCEの高止まりを受けてドル上昇

米7月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)は前年比+3.3%と予想通りに前月(+3.0%)から伸びが加速。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCEデフレーターも予想通りに前年比+4.2へ加速した(前月+4.1%)。同時に発表された米新規失業保険申請件数は22.8万件と予想(23.5万件)に反して減少した。その後に発表された米8月シカゴPMIは48.7と予想(44.2)を上回った。これらを受けてドルが上昇した。

(5):月末ロンドンフィキシングに向けた円買い

月末のロンドンフィキシングに向けて円買いが観測されるとドル/円やクロス円が下落。米国株が下落に転じたことから、フィキシング後も円が強含んだ。

31日(木)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:徐々に様子見ムードが広がりそう

昨日のドル/円は終値ベースで約0.5%下落。米7月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)がインフレの高止まりを示したことから146.23円前後まで上昇したが、月末のロンドンフィキシングに向けて円買いが観測されると145.35円前後まで反落した。前日に15年ぶり高値を更新したユーロ/円が大きく下落したこともドル/円の重しとなった。

本日は米8月雇用統計が発表される。このところ7月JOLT求人件数や8月ADP全国雇用者数など、米国の労働関連指標に弱めの結果が目立っており、米連邦準備制度理事会(FRB)は年内の追加利上げを見送るとの観測が優勢になりつつある。8月雇用統計も米労働市場の軟化を示唆する結果となればドルは続落が避けられないだろう。ただ、雇用統計に対する弱気な見方が多いと見られるだけに、そうした見方に反して強い結果となればドルが急反発することも考えられる。
いずれにしても、21時30分の発表までは積極的な取引が手控えられる公算が大きく、徐々に様子見ムードが広がりそうだ。

注目の経済指標:米8月雇用統計

注目のイベント:FRB高官発言

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 
kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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