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ドル円は上値追いの動きが続く 投資家は依然ドルを選好との指摘も=NY為替概況

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ドル円は上値追いの動きが続く 投資家は依然ドルを選好との指摘も=NY為替概況

 きょうのNY為替市場でドル円は伸び悩む動きも出たものの、146円台を維持しており、上値追いの動きが続いた。一時146.75円付近まで上昇し、年初来高値を更新。先週末のパウエルFRB議長の講演を無難に通過し、為替市場はドル買いの流れを継続し、ドル円も年初来高値での推移が続いた。

 一部からは、米国外の経済が弱含みに見える中で、投資家は依然としてドルを選好しているとの指摘も出ている。経済の弱さは米国内よりも米国外の方が大きいという見解が強まっており、投資家は引き続き他の主要通貨よりもドルを選好しているという。

 市場は、景気低迷は今後も米国外でより顕著になると見ており、利回り格差は恐らくさらにドル有利に動くだろうとも指摘した。

 ユーロドルは先週のジャクソンホールでのイベントを通過して、一服感が出ており、1.08ドル台前半での狭い範囲で振幅が続いている。先週に下回った200日線の水準は上値抵抗となっている模様で、現在はその付近での推移。

 ドイツでは先週、8月のPMIが大きく低下したのに続き、Ifo景況感指数も予想を下回った。これらはドイツ経済が7-9月期に再びマイナス成長に陥ることを強く示唆しているとの見方が出ている。8月のIfo景況感指数は85.7と7月の87.4から低下。PMIほどではないものの、予想を下回ったことに変わりはなく、ドイツ経済の先行きに関する悲観は全く払拭されていないという。

 また、GDPとより密接な関係にある現況指数も8月は89.0と、7月の91.4から低下。これは前年比で2%の縮小に相当するという。今回の企業景況感調査は、製造業、サービス業、小売業、建設業など全ての主要セクターに不況が広がっていることを示していたと強調した。

 きょうのポンドドルは下げを一服させたものの、依然として上値は重い印象。100日線が1.2640ドル付近い来ており、その水準よりも下での推移が続いている。

 英インフレの高さから英中銀はFRBやECBよりも利上げを継続すると見られている。しかし、ここに来て、企業景況感や住宅市場の低迷が顕著になっており、景気後退への懸念も台頭している。短期金融市場では、以前は今回の利上げサイクルのターミナルレート(最終到達点)を6.00%と想定していたが、直近は5.75%に落とす動きが出ており、ポンドの上値を圧迫している。

 200日線が1.24ドルちょうど付近に来ているが、その水準を目指す動きが続いている状況。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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