アジア株 上海株は変わらず、デフレ深刻化も下値では金融緩和期待の買い PPIが16年以来の大きな落ち込み
アジア株 上海株は変わらず、デフレ深刻化も下値では金融緩和期待の買い PPIが16年以来の大きな落ち込み
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 19335.11(+35.93 +0.19%)
中国上海総合指数 3214.41(+0.83 +0.03%)
台湾加権指数 16872.21(+138.52 +0.83%)
韓国総合株価指数 2638.90(+28.05 +1.07%)
豪ASX200指数 7127.20(+27.54 +0.39%)
インドSENSEX30種 62854.84(+6.20 +0.01%)
アジア株は総じて上昇、前日の米株高を好感した買いが続いている。韓国市場と台湾市場ではサムスン電子やTSMCなどハイテク関連が総じて上昇している。
香港株は上昇も上値は重い、上海株は前営業日比変わらず。中国の経済停滞が懸念されている。きょう発表された中国5月の生産者物価指数が-4.6%と2016年2月以来の大きな落ち込みを記録したことで、中国のデフレ深刻化が懸念される。ただ一方で、金融緩和含む景気支援策期待は高まっている。中国紙は4月5月の売上が不振だったため、早ければ今月にも不動産支援策が打ち出される可能性があると報じている。また、預金準備率やローンプライムレートの引き下げも近いとの見方が広まっている。来週のMLF金利1年物は一部で引き下げが予想されている。
来週は中期貸出制度(MLF)1年物金利のほかに、5月の鉱工業生産、小売売上高、不動産投資、新築住宅価格、失業率が発表される予定となっている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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