【これからの見通し】週末を控えて相場展開落ち着く、米債務上限問題は来週に繰り越し
【これからの見通し】週末を控えて相場展開落ち着く、米債務上限問題は来週に繰り越し
今週は米金融不安問題とともに米債務上限問題がクローズアップされている。最新の報道によると11-12日に予定していたバイデン米大統領と共和党のマッカーシー下院議長の会談が来週に延期された。週明け早々の開催で合意と報じられており、きょうの市場はお預け状態となることに。
昨日のNY市場後半以降は為替市場は動意に欠ける展開が続いている。足元ではドル円やクロス円がやや堅調に推移しているが、前日の米株安もあり積極的にリスクを取ってゆくムードにはなっていない。米債務上限問題関連の報道待ちとなっており、基本的には模様眺めの相場が続きそうだ。
この後の海外市場で発表される経済指標は、香港実質GDP(確報)(2023年 第1四半期)、インド鉱工業生産指数(3月)、インド消費者物価指数(CPI)(4月)、米輸入物価指数(4月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(5月)など。米ミシガン大学消費者信頼感で発表される1年期待インフレ率は4.4%と予想されており、前回の4.6%から低下する見込みとなっている。ただ、インフレ鈍化傾向については、今週の米消費者物価指数と同生産者物価指数などが確認済みとなっており、市場の織り込みは進んでいるものとみられる。
発言イベント関連では、ナーゲル独連銀総裁、デギンドスECB副総裁、ピル英中銀チーフエコノミスト、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁などの講演やイベント参加が予定されている。先週から今週にかけて、米FOMC、ECB、英中銀などが金融政策を発表しており、その内容を追認するものとみられる。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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