本日から植田新体制が本格始動 円はしばらく圧力にさらされるとの声も=NY為替
NY時間の午後に入って、ドル円は133.65円付近での推移となっている。先週末の米雇用統計を受けて、本日のNY為替市場はドル買いが優勢となっており、ドル円は133円台後半に一時上昇した。米雇用統計を受けて市場では、5月FOMCでの利上げ期待を高めている。短期金融市場では70%程度の確率で0.25%の利上げを見込んでいる。先週までは、利上げはすでに打ち止めとの観測も出ていたが、米地区連銀総裁などFOMC委員からは、もう少し利上げが必要との認識が繰り返し示されていた。今回の米雇用統計は、FOMC委員の主張通りに、あと1回の利上げが正当化される内容ではあった。
また、本日から日銀は植田新体制が本格始動したが、総裁が就任会見でイールドカーブコントロール(YCC)とマイナス金利の維持は現在の経済状況において適切との認識を示したことで円売りの動きも出ている。それを受けて市場からは、円はこの先2週間ほど圧力を受けることになるとの声も出ている。本日の円はG10通貨で最悪のパフォーマンスとなっているが、植田総裁がしばらくは、黒田前総裁の超金融緩和政策を踏襲すると、市場は受け止めているようだ。
FRBは5月3日に利上げを実施し、ECBが5月4日に利上げを実施すると期待されている。日銀が本格的に出口戦略に舵を切り、米欧の中銀が想定通りに利上げを終了すれば、役割が逆転し、円に新たな活力をもたらすとの声も出ている。しかし、円はしばらくは圧力にさらされる可能性も留意されるという。
USD/JPY 133.60 EUR/JPY 145.06
GBP/JPY 165.42 AUD/JPY 88.72
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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