円買い再開でドル円は130円大台割れ寸前 欧米金融不安払拭されず、神経質にならざるを得ない状況
円買い再開でドル円は130円大台割れ寸前 欧米金融不安払拭されず、神経質にならざるを得ない状況
ドル円は130.08円まで下落、午前につけた安値130.17円を下回った。特に目立った材料は出ていないが、欧米金融不安がくすぶっており、リスク回避ムードが続いている。イエレン米財務長官はきのう、正当化される場合は預金保護で追加措置を講じる用意があると述べたものの、特に材料視されず。破綻や経営危機など、次にどんなニュースが出るか分からない中、マーケットは神経質にならざるを得ない状況。
また、米利上げ停止の思惑が広がっており、時間外で米債利回りが低下していることもドル円の下げにつながっている。米債利回りは時間外で低下。10年債利回りは一時3.37%台まで、2年債利回りは3.78%まで低下した。
米運用会社ダブルラインキャピタル創業者で、「債券王」と呼ばれるガンドラック氏は、FRBはまもなく「大幅利下げ」を実施すると予想している。

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。