ドル円は130円台半ばに下落 イエレン発言も反応が鈍く再び売りが強まる=NY為替速報
NY時間の終盤に入って、市場の雰囲気が一気にリスク回避のモードに入り、ドル円は130円台半ばまで再び下落している。ドル売りというよりも円高の動きがドル円を圧迫。要因は米株式市場が失速し下げに転じたことだが、序盤は反発して始まった銀行株に徐々に売りが強まり、市場の雰囲気を圧迫している。
ただ、下げに転じていた米株式市場が日本時間の4時過ぎから下げ渋る動きが出ている。イエレン米財務長官の議会証言の事前原稿が伝わり、「正当化されるなら預金保護で追加措置を準備」と前日の発言から変化が見られ、市場も敏感に反応した模様。長官は「預金の安全性を確保するために強力な措置を講じた。重要な対策ツールを再び使用する可能性がある」とも発言する予定。
一方、ドル円は買い戻しが入ったものの上値を抑えられ、再び見切り売りが出ている。イエレン米財務長官のニュースも米株式市場の戻りが鈍いことから、再び売りが強まっているようだ。
USD/JPY 130.37 EUR/USD 1.0846 GBP/USD 1.2284
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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