英サービスインフレはエネルギー価格低下により緩和される可能性=NY為替
きょうのNY為替市場は、この日発表の米雇用統計を受けてドル売りが強まっており、ポンドドルは一時1.21ドル台まで上昇する場面が見られた。きょうの上げで200日線がサポートされ、且つ21日線を上回って来ている。2月以降の調整トレンドに一服感が出ているが、来週以降どうなるか注目の展開となっている。
エネルギー価格下落に伴い、英サービスインフレは急速な緩和が予想されるとの見方が出ている。ガス価格が高かった頃に企業は、ガスがサービス部門の価格上昇の最大要因であると述べていた。しかし、ガス価格が下がったいま、サービス部門が値上げを続ける圧力がいくらか取り除かれている。
それでも、英コアインフレは引き続き高水準での推移が予想され、その結果、英中銀の利下げが今後1年以内に行われる可能性は低いと考えられるという。
GBP/USD 1.2060 GBP/JPY 163.03 EUR/GBP 0.8840
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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