朝方ドル円は高値を更新も、その後は調整入る=東京為替概況
朝方ドル円は高値を更新も、その後は調整入る=東京為替概況
24日に発表された1月の米個人消費支出(PCE)デフレータが前年比、コア前年比ともに12月の伸びを超える力強い物価上昇を示したことで、ドル円は先週末に136円52銭まで上昇。その後少し調整が入るも136円40銭前後のドル高圏で週明けの取引を迎えた。
米PCEデフレータを受けて3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%利上げ期待が強まったほか、ターミナルレート見通しも5.25%超を見込む動きが広がったことで、週明けの市場でもいったんはドル高が優勢となった。ドル円は先週末の高値をわずかながら超える136円55銭まで上昇した。
しかし、その後は調整が入る展開。昼前に136円01銭を付けている。
その後は一転してドル高円安となり昼過ぎに136円40銭台まで上昇。ただ朝の高値には届かず、その後はもみ合いとなった。13時10分から始まった植田日銀新総裁候補による金曜日の衆院に続く参院での所信調書は、金曜日の内容を踏襲するものとなり相場への影響は限定的にとどまった。
ユーロドルは狭いレンジでの取引に終始した。1.0550前後での推移から、ドル円が136円01銭を付けに行くドル売りの動きが出た際に1.0560前後まで上昇。その後のドル円でのドル買いに1.0540割れまでと動き自体は見られたが値幅は21ポイントとなっている。ドル主導の展開が意識される中、ユーロ円は143円台後半推移が続いた。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。