ポンド円はドル円に沿った動き ＩＭＦが英国はＧ７で今年経済が縮小する唯一の国と指摘＝ＮＹ為替

　きょうのポンド円はドル円の動きに沿った形での値動きとなっている。ＮＹ時間の序盤は１５９円台に下落していたが、ドル円が先ほどから買い戻されており、ポンド円も１６０円台に戻す展開。明日のＦＯＭＣの結果発表を前に、上値が重くなっている雰囲気も出ているが、本日１５９．６０円付近に来ている２１日線の上はしっかりと維持されている状況。

　きょうはＩＭＦが英経済の見通しを公表し、２３年に景気後退、２４年に他の主要国の中で最も成長が鈍化する暗い２年間に直面すると予測した。英国は今年に経済が縮小する唯一のＧ７メンバーで、０．６％のマイナス成長が予想されるという。これはロシアよりも見通しが悪い。

　ＩＭＦは英成長見通しを１０月時点から０．９％ポイントも大幅に下方修正した。金利上昇と増税に加え、政府の歳出削減策が生活費危機を悪化させる可能性があると指摘している。

GBP/JPY　160.49　USD/JPY　130.17　GBP/USD　1.2329

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美