午前にドル安円高広がる=東京為替概況
午前にドル安円高広がる=東京為替概況
ドル円は昨日海外市場で米小売売上高の好結果をきっかけにドル買い円売りが強まり、140円台から142円40銭台まで上昇した。東京朝はほぼ高値圏でスタートしたが、その後はドル売り円買いが優勢となった。今晩の米FOMCを前に、昨日は行き過ぎたドル安に対する警戒感もあり、いったんドル買い円売りとなったが、東京市場では大幅利下げ期待などがドル売り円買いにつながった。
午後に入ると勢いは収まったものの、ドル売り円買いの流れ自体は継続。141円23銭を付けた。安値を付けた後は買い戻しが入り141.50前後まで戻した。
ユーロドルは1.11台前半推移。ドル安の流れから1.1110台から買いが入ったものの、値幅は限定的。
ドル円での下げがきつかった分、クロス円も売りが優勢。ユーロ円は朝の158円30銭台から一時157円05銭まで下げ、ポンド円は187円46銭から一時185円83銭を付けている。ドル円同様に安値からは少し買戻しが入った。
今晩の米FOMCは大幅利下げを期待する動きも、0.25%利下げ期待もかなりしっかりと見られ、どちらに決まっても動きが予想されるだけに、神経質な動きとなっている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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