カナダ中銀は来週の政策委員会で利上げ休止を検討も=NY為替
きょうのカナダドルはNY時間に入って売りが優勢となり、ドルカナダは1.34加ドル台後半に上昇している。一方、カナダ円は上に往って来いの展開が見られ、東京時間に98円台まで上昇していたが、NY時間にかけて95円台半ばに下落する展開。
来週はカナダ中銀が政策委員会を開催するが、0.25%ポイントの利上げが見込まれている。ただ、据え置き予想も多く、40%は据え置きを見込んでいる状況で、利上げ休止が検討されるとの見方が出ている。
昨年の積極利上げにより、実質金利はパンデミック前の水準に戻っている。10-12月のカナダのインフレは中銀が昨年10月に予測した水準よりも0.4%ポイント低かった。また、中銀は23年末時点の予想インフレを2.8%としているが、早ければ4-6月にもこの水準を下回る可能性があるという。これまでの措置が今後数四半期に渡って経済活動を抑制し、その結果、インフレも低下するとも指摘している。
例え予想コンセンサス通りに利上げを実施したとしも、3月は利上げ休止を示唆する可能性もありそうだ。
USD/CAD 1.3477 CAD/JPY 95.52
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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