【海外市場の注目ポイント】12月の米雇用統計など
日本時間午後10時半に12月の米雇用統計が発表される。失業率の大方の予想が3.7%、非農業部門雇用者数の大方の予想が20万2000人増となっており、失業率が前月の3.7%から変わらず、非農業部門雇用者数の伸びが前月の26万3000人増から鈍化するとみられている。前日に12月の米ADP雇用統計が発表されており、民間雇用者数の伸びが予想を上回っていた。12月の米雇用統計でも非農業部門雇用者数の伸びが予想を上回れば、ドルが買われる可能性がある。
また、午後7時には12月のユーロ圏消費者物価指数速報値や11月のユーロ圏小売売上高指数も発表される。12月のユーロ圏消費者物価指数速報値は、総合の大方の予想が前年比9.5%上昇、コアの大方の予想が同5.1%上昇となっており、総合の前年比の伸びが前月の10.1%上昇から鈍化する一方、コアの前年比の伸びが前月の5.0%上昇から加速すると見込まれ、11月のユーロ圏小売売上高指数は、大方の予想が前月比0.6%上昇となっており、前月比では2カ月ぶりに上昇するとみられている。
さらに、日本時間7日午前0時には11月の米製造業受注や12月の米ISM非製造業景況指数も発表される。11月の米製造業受注は、大方の予想が前月比1.0%減となっており、前月比では4カ月ぶりに減少すると見込まれ、12月の米ISM非製造業景況指数は、大方の予想が55.0となっており、前月の56.5を下回り、2カ月ぶりに低下するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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