円相場に買い戻しも、脆弱性をさらに意識=東京為替前場概況
東京午前のドル円は157.23円付近まで円買い・ドル売りが優勢となった。先週の日銀金融政策決定会合後、円相場が急落した反動が現れている。ただ、日銀が追加利上げを決定したにも関わらず円が売られ、円相場の脆弱性が危惧されているなか、日本の長期債利回りは2.09%まで上昇し、26年10カ月ぶりの高水準となった。円相場の脆弱性をさらに意識させる展開となっている。安全資産の代表格である金相場の上昇と、安全資産だった円債の利回り上昇は引き続き足並みを揃えている。
クロス円も円売りが一服。ユーロ円は184円前半、ポンド円は210円後半、豪ドル円は104円前半で推移し、動意は落ち着いている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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