カナダのコアCPIに暫定的な減速の兆候=NY為替
カナダドルはロンドン時間に売りが優勢となっていたものの、NY時間に入って下げを戻している。前日はカナダの消費者物価指数(CPI)が発表になっていたが、前年比6.9%増と予想コンセンサスと一致していた。
市場からは、「カナダ中銀は利上げキャンペーンの終盤にさしかかっている。中銀関係者は基調インフレに減速の兆しがあることに勇気づけられるだろう」とのコメントが聞かれた。また、カナダ中銀が好むコアインフレ指標(中央値とトリム値)を無視し、従来のコアCPIにこだわるのが最善との指摘も聞かれた。
従来のコアCPIは前月比0.2%上昇していたが、過去11カ月で最も低い伸びとなった。そして、この指標は5月以降、減速している。このことが12月の利上げペースのさらなるダウンシフトの舞台となる可能性があるという。
USD/CAD 1.3327 CAD/JPY 105.25
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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