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ドル売りが優勢、ポーランドにミサイル着弾めぐるリスク警戒感後退で=ロンドン為替概況

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ドル売りが優勢、ポーランドにミサイル着弾めぐるリスク警戒感後退で=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、ドル売りが優勢。前日NY市場で報じられたポーランドにミサイルが着弾したことについて、きょうはバイデン米大統領がロシアからのミサイルではなく、ウクライナの防衛ミサイルだとしたことで、ロシアとNATOをめぐる緊張が後退したことが背景。前日NY市場でのリスク警戒のドル買いが巻き戻される形になっている。ドル円は東京午後まで140円台に乗せる動きがみられたが、その後は売りに転じている。ロンドン時間には139.10台まで反落した。ユーロドルは地理的に近いこともあって堅調な動き。1.03台半ばからじり高の動きが続いて、1.0438近辺に高値を伸ばしている。ポンドドルは1.18台で方向性なく上下動していたが、ロンドン序盤には1.1942近辺まで買われた。ただ、前日に1.20の節目水準に乗せたあとは上値が重くなっている。この日発表された10月の英消費者物価指数は前年比+11.1%と41年ぶりの高い伸びとなった。また、スナク英首相は、インフレに断固とした行動取る必要とした。ただ、いずれにもポンド買いの反応は乏しかった。デギンドスECB副総裁は、インフレを目標に収束させるため、金融政策の正常化を続けると述べた。ジョージ・カンザスシティー連銀総裁は、来年の利上げペースを鈍化させること理にかなう、としながらも、真の問題は利上げ終了が早すぎることであろう、やるべきことはまだ多くあると述べた。インフレ指標の伸び鈍化傾向も、市場が楽観的になる過ぎることを戒める面があったようだ。

 ドル円は139円台前半での取引。東京午後にかけてのドル買いから方向転換している。ロンドン市場では139円台後半から前半へと反落する動き。ユーロドルやポンドドルなど全般的にドル売りの動きを示したことで、上値が抑えられた面も指摘される。米10年債利回りは3.84%付近から3.78%台へと低下している。

 ユーロドルは1.04台前半での取引。東京午後からじり高の動きとなっている。ロンドン市場では1.04台にしっかりと乗せており、高値を1.0438近辺まで伸ばした。ユーロ円は145円挟みに高止まりするなかで、一時145.46近辺に高値を伸ばした。対ポンドではユーロ買いが先行も足元では売買が交錯し、方向性が乏しくなっている。

 ポンドドルは1.19付近での取引。東京市場から1.18台での振幅が続いたが、ロンドン序盤にはユーロドルの上昇につれて1.19台乗せから1.1942近辺まで買われた。足元ではやや上値を抑えられている。ポンド円は165円台半ばでサポートされており、一時166.34近辺まで高値を伸ばした。足元では再び166円台を割り込んでいる。ユーロポンドは0.8720付近から0.8775近辺まで買われたあとは再び0.87台前半に押し戻されるなど方向感に欠けている。前日の動きに調整が入る面が強かったようだ。きょうの英消費者物価指数は前年比11.1%上昇と41年ぶりの高い伸びとなったが、発表後は売りの反応が示されていた。あすにはトラス政権が中期財政計画を発表する。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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