雇用好調でカナダ中銀が利上げ減速見直しとの観測も=NY為替
きょうの為替市場はドル売りの動きが優勢となる中で、カナダドルの買いが目立っている。原油相場が92ドル台まで上昇していることもあるが、この日発表のカナダの雇用統計が強い内容となったこともカナダドルをサポートしている模様。カナダ円は一時109円台に上昇する場面も見られ、21日線の上をしっかりと堅持している。
この日のカナダ雇用統計を受けエコノミストからは、カナダ中銀は利上げペースを緩めることはできないとの見方を示した。カナダ中銀が12月に再び利上げペースを減速させられるほどインフレ圧力の緩和は進まないという。12月の利上げ幅も0.50%ポイントになるとの予想も変わらないと説明した。
カナダ中銀は先月、予想より小幅の0.50%ポイントの利上げを決めた。マクレム総裁は「利上げが経済の重しになり始めているとして、今後の利上げペースの減速を示唆していた。
カナダ雇用統計
雇用者数変化(10月)21:30
結果 10.83万人
予想 0.60万人 前回 2.11万人
失業率
結果 5.2%
予想 5.3% 前回 5.2%
USD/CAD 1.3498 CAD/JPY 108.85
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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