米国債利回り低下でドル売り強まる FRBが利上げペースを緩めるとの思惑=NY為替
きょうのNY為替市場はドル売りが強まっており、ドル円は147円台に下落している。この日発表の米消費者信頼感指数を受けて一時147.55円付近まで戻り売りが強まる場面も見られた。米国債利回りが急低下していること、そして、米株式市場に買い戻しが続いていることがドルの戻り売りを後押ししているようだ。
市場ではFRBが利上げペースを緩めるとの思惑が広がっている。直近発表になっている米経済指標に弱い内容が多いことがその背景。しかし、FRBがタカ派政策を後退させるのは時期尚早であり、それは高インフレとの闘いを危うくするリスクがあるとの指摘も出ている。
11月1-2日にFOMCが開催されるが、それに向けて一旦調整の流れが出る可能性があるのかもしれない。
USD/JPY 147.68 EUR/JPY 147.06
GBP/JPY 169.31 AUD/JPY 94.50
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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