ユーロドルはリバウンド相場を継続 年内3回のECBの利下げを想定=NY為替
きょうもユーロドルはリバウンド相場を継続しており、1.07ドル台後半で推移している。先週の米雇用統計が雇用の冷え込みを示したことで、ユーロドルは200日線を上抜き、1.08ドル台を回復していた。しかし、200日線を超えると戻り待ちの売りも多く観測され、1.07ドル台に伸び悩んでいた。ただ、下押す動きもなく、本日も1.08ドルちょうど付近に来ている200日線を試す動きが続いている。
本日はECB理事のシムカス・リトアニア中銀総裁の発言が伝わっていたが、6月を皮切りに年内3回の利下げを見込んでいると語っていた。概ね基本シナリオに沿って進んでおり、予想外の事態がなければ、ECBは金融政策を緩和する余地があるとの認識を示している。4回目については確信が持てないとしている。
市場でも年内3回の利下げがコンセンサスとなっており、6月、9月、12月の理事会で0.25%ポイントずつの利下げを想定している。
EUR/USD 1.0784 EUR/JPY 165.85 EUR/GBP 0.8569
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。