リスク回避ムードの後退で円売りや資源国通貨買いに=東京為替前場概況
東京外為市場では円売りが優勢であるほか、資源国通貨に買いが入っている。オミクロン株に関する報道で引き続き一喜一憂しているものの、昨日のモデルナCEOの発言以降はワクチンの効果に関して悲観的な認識は示されておらず、関連市場の動きを眺めてもリスク回避ムードは後退している。独ビオンテックのCEOはワクチンが重症化を抑制するとの見解を示したほか、欧州で見つかったオミクロン株の感染者は軽症か無症状にとどまっている。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の昨日の発言も下支えとなり、ドル円は113.55円付近まで強含み。
ユーロ円は128.53円付近、ポンド円は150.98円付近、豪ドル円は81.18円付近まで水準を切り上げた。10月以降のクロス円は調整安が続いているものの、足元では下げが一服している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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